成城石井、浦安市に飲食提供の小型グローサラントを11日オープン

2018年10月9日 21:03

印刷

浦安市に登場する小型グローサラントのイメージ(成城石井発表資料より)

浦安市に登場する小型グローサラントのイメージ(成城石井発表資料より)[写真拡大]

 成城石井は9日、千葉県浦安市入船のJR新浦安駅高架下にある商業施設アトレ新浦安で11日、アトレ新浦安店正面にグローサラントと呼ぶ小型飲食スペースの「SEIJO ISHII STYLE」を設けることを明らかにした。店内のキッチンで調理したピザやローストビーフ丼などを提供する。

【こちらも】「グローサラント」は、リアル店舗を救う魅力を持っているのか?

 グローサラントの名称は食品スーパーを意味する「グロサリー」と「レストラン」を掛け合わせた造語で、レストランに負けない品質の食事をスーパー店内で提供する業態として欧米で使用されている。

 飲食スペースは22席で、成城石井の運営店舗として初めて対面カウンターを設置する。ピザは「たっぷりセミドライトマトとモッツァレラのマルゲリータ」など6種類。ケールとスモークチキンを使ったサラダ、ホットドッグ、ソフトクリーム、ドリンクなどを提供するほか、持ち帰りにも対応する。持ち帰り用のローストビーフやサラダは、量り売りになる。

 飲食スペースで提供するメニューの一部はアトレ新浦安店で購入できる。飲食スペースで持ち帰り用のプレーンピザを買い、売り場で購入した好きな具材を乗せて楽しむことも可能。飲食スペースのシェフが考案したピザのレシピは、カードになって売り場で配布される。

 アトレ新浦安は駅ナカ施設で調理スペースが限られることから、自家製総菜の製造工場となる成城石井のセントラルキッチンをフル活用し、限られたスペースでも味にこだわった高品質の料理を提供できるよう工夫した。

 成城石井のグローサラントは、2017年にオープンした東京都調布市の成城石井トリエ京王調布店に次ぐ2店目。今回初めて駅ナカの手狭なスペースでグローサラントに挑戦したことになり、成城石井は新浦安を小型グローサラントのモデルにしようと計画している。

 成城石井は小型グローサラントの出店場所を新浦安に決めた理由として、新浦安駅の周辺に商業施設やマンション、オフィスビルが相次いで整備され、1日の利用客が約5万6,000人に上ることなどを挙げている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事