インティメート・マージャーは反発の動き、20年9月期上振れの可能性

2020年9月16日 08:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 インティメート・マージャー<7072>(東マ)はDMP事業を展開している。20年9月期は営業黒字、経常・最終赤字予想としている。新型コロナウイルスによる広告出稿減少の影響を受けるが、第3四半期累計の進捗率が順調であり、通期予想は上振れの可能性がありそうだ。そして21年9月期も収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■DMP事業を展開

 19年10月東証マザーズに新規上場した。フリークアウト<6094>の連結子会社で、DMP(データマネジメントプラットフォーム)事業を展開している。

 幅広い業種・業界にマーケティング支援、データマネジメント、データアナリティクス、新規事業としての成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス、ニーズ検知型企業リスト生成サービスを提供し、国内パブリックDMP市場でシェア1位である。

■20年9月期予想は上振れの可能性、21年9月期収益拡大期待

 20年9月期連結業績予想(第2四半期から連結決算に移行)は、売上高が19億69百万円、営業利益が3百万円、経常利益が23百万円の赤字、純利益が24百万円の赤字としている。

 第3四半期累計は売上高が15億54百万円、営業利益が41百万円だった。新型コロナウイルスによる広告出稿減少(特に旅行業、イベント業、エンターテインメント業)の影響を受けて、前年同期比(個別業績との比較)で減収減益だった。ただし緊急事態宣言解除後は需要が徐々に回復傾向となり、通期予想に対する進捗率は順調(利益は通期予想を超過達成)だった。通期予想は上振れの可能性がありそうだ。

■株価は反発の動き

 株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。9月15日の終値は2431円、時価総額は約70億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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