新興市場銘柄ダイジェスト:トヨクモは大幅反発、グローバルWがストップ高

2021年7月26日 15:46

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記事提供元:フィスコ


*15:46JST 新興市場銘柄ダイジェスト:トヨクモは大幅反発、グローバルWがストップ高
<4058> トヨクモ 2185 +106
大幅反発。東証から新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。実施は26日売買分から。同社は既にマザーズ市場の制度信用銘柄に選定されている。貸借銘柄選定に伴い、株式の流動性や需給が向上し、売買が活性化するとの期待から買いが入っている。同社株は14日に直近高値(2275円)を付けてから軟調に推移しており、選定を機に押し目買いも入っているようだ。

<7175> 今村証券 1936 +80
大幅反発。22年3月期第1四半期(21年4-6月)の営業利益が速報値で前年同期比88.7%増の5.11億円になったと発表している。株券受入手数料は減少したが、債券及び受益証券の受入手数料が増加し、利益が拡大した。通期予想は開示していないが、21年3月期の営業利益(18.70億円)に対する比率は27.3%に達しており、第1四半期の好業績が評価されているようだ。

<4586> メドレック 194 -1
朝高後、値を消す。米国で開発中のMRX-9FLT(中枢性鎮痛貼付剤)が米食品医薬品局(FDA)からファスト・トラック指定を受けたと発表している。MRX-9FLTが持つ誤用事故防止機能が評価されたとしている。指定により、臨床試験に関する相談などでFDAと協議する機会がより多く与えられるほか、同試験で有効性、安全性等に関する結果が示されれば、優先審査などで迅速な承認を得ることが可能になる。

<3936> グローバルW 1403 +300
ストップ高。22年3月期の純損益を従来予想の0.30億円の黒字から0.95億円の黒字(前期実績1.87億円の赤字)に上方修正している。7月下旬から一定数のタイムコイン売却を順次実行し、営業外収益が増加する見通しとなったため。タイムコインは子会社タイムチケット(東京都港区)のスイス子会社が手掛ける暗号資産(仮想通貨)。営業損益予想は0.10億円の黒字(同3.62億円の赤字)で据え置いた。

<8256> プロルート 383 +11
大幅に続伸。子会社のマイクロブラッドサイエンス(東京都千代田区)と中国のバイオ企業ヴァゼム社が、新型コロナウイルス治療薬の元となるモノクローナル抗体産生細胞株で報酬体系を含めた個別契約締結協議を開始したと発表している。ヴァゼム社は日本展開の専属チームを発足させた。また、簡易株式交付の結果、マイクロブラッドサイエンス株の保有株数が1万0800株(議決権所有割合50.23%)になったことを明らかにしている。

<4170> KaizenPF 1443 +69
大幅に6日ぶり反発。ウェブサイト企画・制作のディーゼロ(福岡市)株344株(議決権所有割合70.2%)を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は4.31億円。ディーゼロは技術力や提案力が強みで、年間300件以上の制作・運用実績を持つ九州最大級のウェブ専門制作会社。子会社化でUXソリューションの提供価値向上などのほか、サイト開発から運用まで効果的に支援する体制を構築し、ブランド確立を目指す。《ST》

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