後場の日経平均は38円安でスタート、ソフトバンクGやレーザーテックが冴えない

2021年12月3日 13:00

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27714.40;-38.97TOPIX;1938.24;+11.87


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比38.97円安の27714.40円と、前引けから下げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の225先物は27660~27770円のレンジで終盤にかけて強含みでの推移。ドル・円は1ドル=113.10-20円前後と朝方とほぼ同水準での動き。アジア市況はまちまちで、上海総合指数が堅調な一方、香港ハンセン指数は大きく下落。後場の日経平均は前引けから下げ幅を縮小してスタートすると、一時プラス圏に浮上した。引き続き値ごろ感からの押し目買いが下値を支える一方、オミクロン株を巡る不透明感などが上値を抑えている。また、今晩発表される11月米雇用統計を見極めたいとの思惑も積極的な売買を手控えさせている様子。後場の日経平均は前場同様、方向感に欠ける展開で、前日終値を挟んだ水準での一進一退となっている。

 セクター別では海運業、空運業、繊維製品などが上昇率上位に並んでいる一方、その他製品、電気・ガス業、医薬品などが下落率上位に並んでいる。東証1部売買代金上位では、川崎汽船<9107>が急伸しており、商船三井<9104>や郵船<9101>も大幅高。JAL<9201>、OLC<4661>、JR東海<9022>などの旅行・レジャー関連も大きく上昇し、トヨタ自<7203>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、三井住友<8316>、村田製<6981>なども高い。一方、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、ファナック<6954>などの値がさ株が冴えない。《CS》

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