注目銘柄ダイジェスト(前場):ハークスレイ、アインHD、Aimingなど

2022年12月5日 11:51

印刷

記事提供元:フィスコ

*11:51JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ハークスレイ、アインHD、Aimingなど
ハークスレイ<7561>:726円(+67円)
大幅反発。いちよし証券ではレーティング「A」を継続し、フェアバリューを1600円から1800円にまで引き上げている。11月30日に稲葉ピーナツおよびアイファクトリーの株式を取得、M&A効果によって業績見通しを引き上げているもよう。24年3月期営業利益は従来予想の24億円から31億円、前期比55.0%増に引き上げ。また、店舗リース&ソリューション事業は、今後も店舗リース取引店舗数の増加傾向が続くと予想している。


アダストリア<2685>:1985円(+12円)
反発。先週末に11月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比2.9%増、9カ月連続でのプラス成長となっている。客数が同1.3%減少した一方、客単価が同4.3%上昇している。ニット類の販売好調、自社ECサイトのプロモーション効果などで売上が伸長したもよう。他の衣料品各社が減収に転じたり、増収率が大きく鈍化する中で、相対的に堅調な推移が目立つ状況になっている。


JエスコムHD<3779>:152円 カ -
ストップ高買い気配。KJCインター、明日クリエイトなどを割当先とする第三者割当増資を実施し、1.1億円を調達すると発表している。また、BSPアセットマネジメント及びBSPコンサルティングと業務提携契約を締結することも発表。増資による新株発行は109万5000株、10.5%の希薄化につながるものの、BSPグループと共同で展開していく投資事業の拡大を期待する動きが優勢に。


アインHD<9627>:6110円(-420円)
大幅続落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は67.8億円で前年同期比17.5%増となり、従来予想の84.8億円を下振れる着地になった。市場予想も10億円程度下回っている。処方箋枚数の回復が鈍くなっているほか、販管費も計画を上振れたもよう。会社側では通期計画200億円、前期比32.1%増を据え置いているが、あらためて下振れ懸念が強まる状況になっているようだ。


ファーストリテ<9983>:83880円(+2520円)
反発。先週末に11月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比3.8%減となり、5カ月ぶりのマイナスに転じている。ここ3カ月は2ケタの増加であった。客単価が同6.5%上昇した一方、客数が同9.7%減少した。気温が高く推移したことで防寒衣料の需要が伸び悩んだようだ。ただ、他の衣料品各社も総じて売り上げは伸び悩んでおり、期ずれの影響が大きいとみられることで、12月の販売は回復が期待できるとの見方も優勢に。


カイオム<4583>:156円(+5円)
大幅に4日ぶり反発。自社で開発した抗体作製技術ADLibシステムに関連する特許(抗体可変領域の多様化を促進する方法に関する特許)が米国で特許査定通知を受領したと発表している。既に欧州と日本で特許が成立しており、中国での出願が審査係属中。ADLibシステムは、ニワトリDT40細胞の抗体遺伝子の組み換え活性化によって抗体を作製する技術で、治療薬や診断薬の作製が迅速であるなどの特長を有しているという。


Aiming<3911>:414円(+27円)
大幅に反発。スマートフォン向けの新作ゲーム「かみながしじま ~輪廻の巫女~」の制作発表会を実施したと開示している。公開は23年春の予定。UUUM<3990>のグループ会社LiTMUS(東京都港区)と講談社(東京都文京区)との3社共同制作。同ゲームは非対称型オンラインホラーアクション。漫画連載をマンガアプリで来春に開始するほか、講談社の漫画雑誌で特別プロモーションなどを展開するという。


キッズバイオ<4584>:287円(+4円)
大幅に7日ぶり反発。アストラゼネカ(大阪市)が主導するヘルスケア企業のオープンイノベーション活動を積極支援するイニシアティブ「i2.JP」にパートナー企業として参画したと発表している。同イニシアティブは、スタートアップ企業やヘルスケア関連企業、アカデミアなどを通じたコラボレーションでヘルスケア分野の問題解決に向けた最適解を生み出し、次世代のヘルスケアに貢献することを目指している。《ST》

関連記事